vol.02 治療をうけても歯はよくならない?

 歯の病気は予防するのが1番ですが、不快感があったり、痛くなったりした時は、やはり歯医者さんに行ってみるのが1番です。ただ、この時に、歯医者さんに行けば歯が良くなるものと安心してしまってはいけません。
 悪い歯を放っておけば、もっと悪くなるのは目に見えていますが、歯医者さんに行って治療しても、もうそれで完全に元通りに丈夫になったのではないということです。
 虫歯の治療についてついて考えてみましょう。歯医者さんにいって虫歯を治療した後は一見よくなったように見えますが、本当は以前よりもっと虫歯になりやすくなっています。
「治療した歯なのに、虫歯になるのですか?」と聞かれる方もいますが、本当は以前よりももっと虫歯になりやすくなっているのです。 虫歯の治療は、簡単にいえば、ただ悪いところを削り取って人工物と入れ替えるなどの修理をしただけであって、虫歯にならないようにしているのではありません。したがって、治療した歯が、また虫歯になっても仕方ないのです。
歯は本来削るようなものではないのですが、虫歯があるためやむをえず削ります。削れば、虫歯になるなる前よりは歯が小さく脆弱になって壊れやすくなります。また、人工物を入れると、以前よりも一層、歯は汚れやすく、さらに虫歯になりやすい状態になったりします。(合いが悪くなっている詰め物などは特に。)
 おまけに、口の中はいつも湿気と細菌で満たされています、歯は小さいのですが、かむ力は10から数10キログラムという大きなものです。どんなにきちんとした治療をしても、虫歯になったり壊れたり外れたりする可能性がつきまといます・・・・。
 
 悪くなってしまった歯は仕方ありません・・・・・・体の他の組織と違って元通りには戻らないのが歯の病気です。
 ですから皆さん、予防に力を入れてください
治してない歯は治さなくていいように、治した歯は少しでも長持ちするように、歯の予防に力を入れていきましょう。予防こそが本当の意味で、お口の健康を守る唯一の方法です

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院長の紹介

「略歴」
2002年 岡山大学歯学部卒業。
姫路赤十字病院・歯科口腔外科での研修後、いけざわ歯科医院にて勤務。
2005年 井筒歯科クリニックを開院、現在に至る。