予防歯科

治療中心から、予防中心の歯科医療へ。

歯科疾患実態調査によると、日本人は32本ある歯のうち、60歳で平均14本、80歳では27本も失っているというデータがあります。つまり、80歳時点で残っている歯はわずか5本ほど。さらに、それらも十分に機能していないことが多いのが現状です。

一方、予防歯科の先進国であるフィンランドでは、80歳でも20本以上の歯が残っている人が多く見られます。
この違いの一因は、歯が悪くなる前から予防に取り組んでいるかどうかにあると言われています。 フィンランドでは日常のケアに加え、治療後も予防の意識を持って継続的なケアを行う文化が根付いています。

もちろん、悪くなった歯は治療が必要ですが、歯は治療するたびに少しずつ寿命が縮まっていくのも事実です。だからこそ、必要な治療を終えた後は、ご自身のお口の状態や生活習慣に合った予防方法を見つけ、継続して取り組むことが大切です。
そうした日々の予防が、ご自身の歯をより多く、より長く守ることにつながります。

定期健診と残る歯の数

定期健診と残る歯の数