症例集
歯の萌出遅延 (小児矯正)
歯が生え変わる時期になっても、その場所にちっとも歯が生えてこないことを「萌出遅延」といいます。単に生え変わりが遅いだけなら良いのですが、中には歯の生える方向がおかしく、前の歯にぶつかったりしてそれ以上生えてこようにも生えることができなくなってしまっている場合があります。
その場合、矯正治療によって、その歯を適正な方向に生えれるように誘導してやる必要があります。
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Case1



使用した装置:リンガルアーチ
歯の裏側を太いワイヤーを走らせる装置です。ワイヤーの先にフックをつけ、横を向いていてそれ以上生えることができなくなっている歯にもフックを取り付け、ゴムの力で引っ張り出します。
主訴 | 他院で下の奥歯が横を向いていると指摘された。 |
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症例の特徴 | 下顎の第二大臼歯が近心傾斜し、埋伏していた。 |
年齢・性別 | 14歳・男性 |
治療内容 | リンガルアーチを用いて、近心傾斜している下顎第二大臼歯を遠心に整直させた。 |
治療期間 | 5ヶ月 |
治療費概算 | 10万円 |
リスクと副作用 | 虫歯や歯周病のリスク増加、歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、治療中の痛み、知覚過敏、歯髄炎、ブラックトライアングルの出現、顎関節症、治療期間の延長、治療内容の変更 |
Case2



使用した装置:リンガルアーチ
歯の裏側を太いワイヤーを走らせる装置です。ワイヤーの先にフックをつけ、横を向いていてそれ以上生えることができなくなっている歯にもフックを取り付け、ゴムの力で引っ張り出します。
主訴 | 奥歯が埋まったままになっていると、近医で指摘を受けた。 |
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症例の特徴 | 上下左右両側第二大臼歯が萌出不全となり、埋伏した状態であった。 |
年齢・性別 | 20歳・女性 |
治療内容 | リンガルアーチを用いて、埋伏していた上下左右第二大臼歯の牽引を行った後、上顎第一小臼歯を抜歯し、リンガルブラケット装置を用いて矯正治療を行った。 |
治療期間 | 約4年 |
治療費概算 | 診断料50,000円 矯正治療費1,300,000円 |
リスクと副作用 | 虫歯や歯周病のリスク増加、歯根吸収、歯肉退縮、後戻り、治療中の痛み、知覚過敏、歯髄炎、ブラックトライアングルの出現、顎関節症、治療期間の延長、治療内容の変更 |